高齢者の就業意識
いよいよ直前期。今日勉強したことを取り上げていきたい。
昨日の答練で、今更ながら感心したことがある。
それは、中小企業政策で出題された、2005年版中小企業白書における高齢者の就業に関する問題。
次の選択肢は、○か×か?
① 60〜64歳の男性の約半数が継続就業、追加就業、転職を希望しており、高齢者の就業意欲は高い
② 65歳以上の無業の男性の就職希望理由で最も多いのが、「健康を維持したい」である。
答えは、①は×、②は○である。
①の就業希望者は、約半数にとどまらず、約8割(77.7%)に上り、70〜74歳の年齢で
も38.2%に上り、高齢者の就業意欲は旺盛である。
そして、②では、60〜64歳では、「失業している」、「収入を得る必要が生じた」が合わせて38.9%となっているが、年齢が高くなるにつれてその割合は減少し、代わって「健康を維持したい」の割合が高くなっているのだ。
健康を維持するという意味には、心身ともに健康であることを意味しているとunizouは思う。お金や地位や権力のためでなく、純粋に働きたいと思う気持ちは尊い。企業にすれば、大きな負担をかけずに優秀な技術や労働力を利用することが可能となる。中小企業の労働力不足を解消する一番の近道だと改めて感じた。