チェーンメール

 経営情報システムで、電子メールの種類として、①メールマガジン(特定ジャンルの記事を電子メールとして発行する雑誌のこと)、②Spam(スパム)メール(利用者の同意を得ずに広告、宣伝または勧誘等を目的として送られる電子メール(迷惑メールともいう)のこと)、③チェーンメール(不特定多数の人に電子メールが転送され増えていくことを目的とした迷惑メールのこと)を学んだ。
 チェーンメール?これって昔で言うところの「不幸の手紙」ってやつ?
 不幸の手紙なら、小学生のときもらったことがある。
 数日以内にこの手紙を5人の人に出さないと、あなたは死んでしまうとか不吉なことが起こるとか書いてあって、子供心を恐怖に陥れるのだ。
 このときは、すぐに母親に相談して、結局誰にも手紙を出さず、庭で手紙を燃やし、事無きを得たのだった。
 チェーンメールは、そう、メール版不幸の手紙だ。これが今、携帯電話のメールで出回り、小学校で問題となっているという。小学六年生ともなると、2人に1人は携帯電話を持っている。ネット上のルールやモラルをきちんと子供達に教える情報モラル教育の重要性が高まってきている。
 チェーンメールについては、「友達との信頼関係を失わないためにも、メールを止める勇気を持とう」と説いていく。
 unizouが不幸の手紙をもらったとき、差出人の記載はなかった。子供だったため、筆跡から差出人が誰であるか突き止めるという知恵もなかった。当時、もし差出人が、誰だか分かったら、その子とそれからもこれまで通り友達でいられただろうか?
 生まれながらに、携帯、パソコン、インターネットがある環境に生まれた子供たち。便利な時代ではあるが、ネットの危険性や、掲示板やチャットを利用する際のマナー、個人情報保護、コンピュータウィルスなど、思わぬ落とし穴も多い。
 幸いチェーンメールは、勇気をだして削除し、ゴミ箱も空にしさえすれば、二度と自分の目に触れることはない。わざわざ燃やす手間など必要ないのだ。
 大人も子供もネットを適正に利用し、情報と正しく付き合って、その恩恵を享受していきたいものである。