地球にやさしくvol.5

 我が社にも本格的に押し寄せてきた「温室効果ガス削減」運動とブログに書いたのは、確か5/11、そして環境省の4月の消費電力が前年比23.6%と書いたのは、5/17のこと。
 ようやく我が社の4月の消費電力が、特命プロジェクトチーム「温室効果ガス削減対策推進委員会」から報告され、社内の回覧版で回ってきた。
 さてさて、どんなものかな?
 まず、支社全体での消費電力量は前年比5.1%減であった。そしてunizouのフロアは、10.9%減!という結果であった。
 環境省とまではいかないものの、まぁまぁかなというのが正直な感想。
 というのも、これが結構地道な努力なのだ。
 空調の28℃設定、昼休みの消灯に始まり、残業時の部分消灯、廊下の終日消灯、パソコンの省エネモード設定や冷蔵庫の温度設定を中→低に変更と推進委員会からのお達しは細部に渡り、使用後はトイレの外蓋を閉める、金曜日にはコンセントを抜いて帰るなんてのもある。
 部下のいない一人親方のunizouは、自席の周辺機器はunizouの責任で、省エネ活動しなければならない。
 目標値は、前年比20%削減というプロジェクトチーム。地道な努力で達成可能な削減量はどの程度なのだろう?待機電力節減、チリも積もれば山となろうが、恐らく限界は来よう。そもそも現行の業務体制で、20%削減は実現可能な目標なのだろうか?若干の疑問は残る。
 1月半遅れの結果発表ではあるが、今後の推移をまた紹介していきたい。これからますます蒸し暑くなるわけだが、28℃で無事乗りきれるだろうか…。 
 
 こちらは国をあげて率先して取り組まなければならない環境省の話。
 現在、地球温暖化につながる二酸化炭素(Co2)の削減のため午後8時消灯を実行している。4月の導入時、そのニュースは、夜8時以降残業している職員が、暗闇の中でパソコンに向かう姿とともに報じられた。
 そして、環境省はこの12日、照明やパソコンなどのオフィス機器による4月の消費電力が前年比23.6%減だったとする結果をまとめた。
 同省は4月から国会対応などを除いて原則として午後8時に仕事を終え、執務室の照明を消すという省エネ策を実践している。削減電力量はCO2に換算すると約8トンとなり、年間で約100トンの削減が見込めることがわかった。
 この日の閣議後会見で小池環境相は「(削減量は)かなり大きな数字」と成果を強調した。 
 しかし、今年度のCO2排出量を2001年度比で7%削減するとした政府の目標を達成するには、同省はさらに約200トンのCO2削減が必要。
 その理由は、一説には、小池大臣が風邪をこじらせ、2週間ほど入院し、それにより国会での大臣質問等が減ったことがCO2削減の一番の要因と指摘する声もある。「他の対策も考え出さないと」と担当課は頭を悩ませているそうだ。
 我が社でもそうだが、仕事の進め方、時間のやりくり、仕事の重要度に応じた色分け、優先すべき仕事の住み分け、逆に仕事の見切り等の抜本的な部分を見なおさずに、短期的な目先の取組にやっきになって、その間の仕事のひずみや問題には眼をつぶる姿勢には共感しがたい。