東京水

 「東京水」を知っているだろうか?
 つい、地域団体登録商標?なんて考えてしまうが、残念ながら、地域団体商標登録制度の話ではない(実際、特許電子図書館で検索してみたがエントリーされていなかった)。
 最近、コンビニで色々なミネラルウオーターが売られているが、ここへきて、水道水も見直されているらしい。
 世間的には、東京の水はマズイと思われているかもしれないが、最近そうでもないようだ。その証が「東京水(http://www.tokyo-sui.jp/campaign/cam.html)」、東京の水道水が変わったことをアピールするために販売されているペットボトルで、500ミリリットルでお値段100円(東京都水道局)。
 確かに水道水をそのまま飲んでも違和感がないし、以前はミネラルウォーターでコーヒーを落としていたが、最近は水道水でもおいしいコーヒーが飲める。
 この秘密は、東京都水道局で2年前から推進されている「安全おいしい水プロジェクト」、その核は、高度浄水処理という方法だそうだ。オゾン処理でカビ臭物質や発ガン物質として心配されるトリハロメタンを分解し、さらに生物活性炭吸着処理で汚濁物質を処理する仕組みで、この方法によると、カビ臭とカルキ臭は100%除去され、水の美味しさと安全性が向上したという。
 ちなみにさきほどの「東京水」のキャッチコピーは、「超高度浄水の水道水」、これまでの水道水を超えたという意味がこめられている。購入できるのは、都庁内や都立公園等の都の施設らしい。
 今度是非試してみよう。商標登録される日も近いかもしれない。