Coffeeブレイク 4

 ここのところ気になっている商品がある。
 それは、この22日(月)に新発売されたネスレジャパンのコーヒー入り炭酸飲料「ネスカフェ スパークリング・カフェ」だ(http://jp.nescafe.com/product/can/sparklingcafe.htm)。
 新聞の経済面等に新商品として掲載されていたり、RECRUITが発行しているフリーペーパー「R25」でも5/25付で、「『コーヒー屋』が本気でつくった炭酸飲料とは?」と題して特集されていた。
 コーヒー好きのunizouは、早速試してみたかった。しかし、なかなか見つけられず、今日になって、ようやくampmで買い求めることができた。
 飲んだ瞬間、炭酸がまず全面にでて、その後コーヒーの苦味と甘味が口の中に広がって、何とも初めての感覚であった。
 ネスレジャパン的には、「『ネスカフェ スパークリング・カフェ』は、ネスカフェならではの深みのあるコーヒーの味わいと炭酸の爽快感とを組み合わせた清涼飲料です。厳選したコーヒー豆を、香り・コク・苦味を引き出す為にフルシティーロースト程度に深煎り焙煎し、コーヒーの豊かな味と風味、炭酸による爽快感が同時に楽しめる様、微炭酸ですっきりとした飲み心地に仕上げました。」と言うことだそうだ.。
 R25には、商品開発の裏話が掲載されていた。
 2005年の夏に立ちあがった開発プロジェクト。そもそも炭酸とコーヒーの組み合わせは、マーケティングのデータからの発想だったとか。20代から30代のユーザーでは、缶コーヒーを好む層と、炭酸飲料をよく飲む層に実は重なる部分が多く、ターゲットゾーンとして設定できるほど数字が大きかったと言う。
 発表された商品コンセプトは、「『ネスカフェ スパークリング・カフェ』は、『コーヒー飲料』と『炭酸飲料』という、2つの異なるカテゴリーにおける、共通した消費者ニーズに照準をあわせており、主要購買層は20歳から30歳代と想定しています。炭酸の爽快感、抑えた甘味、コーヒーの味わいと香りが新たなリフレッシュを提供してくれます。コーヒーとシュワッと弾ける炭酸の刺激を一緒に楽しめる飲み心地は、まさに飲んだらやみつきになる味。これからの暑い夏のドリンクとしても、オン・オフを問わずリラックスしたい時や気分をリフレッシュさせたい時などにぴったりです。」
 中小企業経営で、ヒット商品が生まれる過程について、偶然性が語られることもあるが、実際には、偶然的・突発的に生まれ出ることはほとんどなく、販売前から「売れる」と予想していた場合が、89.1%に上ることを学んだ。
 開発プロジェクトの20名から成るキーメンバーが自信をもって、世に生み出した「スパークリング・カフェ」、今後の売れ行きが楽しみだ。