「すみません」はご法度

 昨年10/4のブログに書いた「化石の彼女」は、今も変わらず、悪くもないのに「すみません。」を連発し、間違ってもいないのに、周りの様子を見ながら、おどおどしていることが多い。
 この「すみません」という言葉、便利ゆえについ使いがちだが、聞いていて、やはりどうも気になる。
 どうしてか?
 こんなシチュエーションを考えてみた。あなたなら何と言う?
① 人にぶつかったら
② 何か頼み事をしたいとき
③ 仕事でミスしたら
④ ごちそうになったら
⑤ お土産をもらったり、モノを貸してもらったら
こんなとき、あなたは、全て「すみません」と言っていないだろうか?化石の彼女なら、
まず間違いない。実際、申し訳ない気持ちも感謝の気持ちもごちゃ混ぜにして、つい「すみません」で片付けてしまっていることが意外と多いのではないだろうか。
 話し方は、コミュニケーションの基本、診断士にとって、専門的な知識が必要なのは当然だが、その一方で、お客様商売である以上、好感のもてる会話術も重要だ。
 さっきのシチュエーションでは、是非こう答えてみたい。
 ①「ごめんなさい。」「失礼しました。」
 ②「恐れ入りますが」「よろしければ」「できましたら」
 ③「申し訳ございません。」
 ④「ごちそうさまでした。」
 ⑤「ありがとうございます。」「助かりました。」
 言い換えてみれば、それほど難しい言葉ではないことがよく分かる。
 しかし、シチュエーション別に適した言葉に言い換えるだけで、相手への伝わり方は、グッとUPしそうだ。
(参考)日経WOMAN 2005年10月号