地球にやさしくvol.3

 京都議定書によって議決された日本の目標は、温室効果ガスの一種である二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素、HFCs、PFCs、六フッ化硫黄について、温室効果ガス排出量を1990年度と比べ、6%削減を達成することである。
 その目標年(期間)が近づいている。2008〜2012年の5年間が第1約束期間なのだ。
 そして、その結果を受け、新たな計画の策定の基礎を固めるらしい。
 「運営管理」で、企業においてISO14000シリーズを取得するなど、環境マネジメントに取り組むことはのコスト増につながるイメージが強いが、それ以上に、物流コスト削減や企業イメージの向上など、効果が期待できることを学んだ。また、ISO14001を取得していることが取引条件として提示されるケースも見受られることも。
 その影響が我が社にも、如実に押し寄せてきた。
 社内に「温室効果ガス削減対策推進委員会」が設置され、そこで、独自に目標を設定し(平成13年と比較して7.6%以上の削減)、様々な対策が社員に義務付けられた。
 具体的には、冷暖房等の空調の省エネ運転(夏季28℃・冬季19℃、運転時間の短縮など)
やエレベーターの間引き運転、ウォシュレットの冬季以外の使用禁止、パソコンの節電モードへの移行など、とにかく細かく規定されている。
 どうせやるのであれば、徹底的にやるべきだと考えるため、unizou自身は、この流れを歓迎している。
 実際、ここのところ、天気がぐずついて、事務室内がかなり蒸した。その中で温度設定28℃というのは、やはりキツイなと実感しながらも、社員は実践している。
 それが、だ。
 我が社で空調設定を守っていない部署を発見した。なぜがそのフロアに行くと涼しいとunizou以外の社員も口にし始めた。
 それが、なんと役員や人事課がいるフロアだからあきれてしまう。現場社員には、蒸し暑さを課しておいて、率先してやるべき者が守っていない。これでは、社員に示しが付かないではないか?
 悲しいかな、我が社の社風らしく、苦笑してしまった。これから夏本番を迎え、改善されないようであれば、社員の反乱が起こるやもしれない。