新入社員の離職率、中高年の離職率

 出入りしている集金代行業者のK課長と話す機会があった。
 金融関係の企業は、「水・金は、ノー超勤で、電気を切られてしまう」と以前高校時代の友達に聞いたことがあったが、K課長のところも同じように、パソコンで勤務時間が管理されていて、終業後本社からランダムに電話が入り、残っていると怒られるそうである。個人情報保護法ウィニーの関係で持ち帰り仕事もできず、仕事は減らないのでうまくやりくりしないと大変だとぼやいていた。
 そういった話の後、最近の新入社員の話が出て、離職率の話になった。
 やはり、同じように最近の新入社員に手を焼いているという話だった。
 unizouの支社には、新入社員は入らず、必ず支店で数年間の経験を積んだ後は配属になるので、ここ数年、ホットな新入社員にお目にかかったことがない。
 でも、しばらく前の経験からすると、昔の自分たちと大して変わらない気がしないでもない。昔は、何でもそうだが、あまり顔や表情に出すと、軽薄そうなに見えたし、そういった出しゃばった態度は好かれないという雰囲気だったからそうしていたが、実際は、入ってすぐは別として、数年も経てば、今の新入社員と変わらない態度だったのではないかという気がしている。時代の雰囲気が、今のような新入社員の態度を許していなかっただけではないのかと・・・。
 誰でも、自分の役割があることで、「がんばれる」。きっと、自分の役割を教えてくれる人がいないのだろう。
 それに、以前にも書いたが、キャリアターゲットになる人も少ない。
 unizouにしても、未だにキャリアターゲットになるような人にはなかなか出会えない。
 自分がキャリアターゲットになれるようにと思って四苦八苦しているが・・・。
 楽しいこと、ノミュニケーションばかりが先行し、風通しのいい社内をといいながら、無味無臭の社内の雰囲気が出来上がっていく。
 どうでもいい存在、こういった雰囲気の社内では、離職率も増える?
 「入って数年の離職率の高さ」が話題になるが、目的を持たずに企業に残って離職しない人畜無害な中高年のほうが、本当はもっと問題だと思うのだが・・・。