水戸TMO

 1月に水戸へ出張したときの納豆話をブログに書いた(1/25と1/31)。
 そして、水戸に関わる仕事が先週くらいから始まり、インターネットで色々と調べていたところ、偶然にも「水戸TMO」にHITした。
 TMO(タウン・マネージメント・オーガニゼーション)は、「中小企業政策」と「運営管理」で登場した。
 TMOとは、中心市街地活性化法の中で、民間が主体となって取り組む『まちづくり』事業及びそれらのコーディネーター役を担う機関のこと、都心の活性化を推進する為に行政や商店街、市民や企業とパートナーシップを組んで魅力と活力ある都心の実現に向けて『まちづくり』事業を提案・実施する『まちづくり』機関をいう。
 水戸TMOは、平成10年に施行された中心市街地活性化法に基づき水戸市により策定された「水戸市中心市街地活性化基本計画」(平成11年3月)を受け、水戸商工会議所においてTMO構想の策定作業がスタートしたそうだ、そうTMOの担い手は水戸商工会議所であり、HPも水戸商工会議所の公式HP内にある(http://www.inetcci.or.jp/~mito/tmo/tmogaiyou.htm)。
 水戸TMOの基本方針は、これまでの商業機能だけに頼った都心活性化には限界があるとの判断から都市を支える重層性(機能・圏域・世代・時代・空間・文化)、特に「文化」を軸に都心を再編し、失われつつある都心の賑わいを取り戻すとの考えから文化重層都市という基本方針が決定されている。
 水戸TMO構想における機能強化にはやはり、商業基盤強化、集客力強化という言葉が見られ、具体的に取り組んだ事業のうち、面白いものとして、オープンカフェ事業、まちなかパフォーマーDB化事業があった。
 オープンカフェ事業は、まちなかの公開空地の有効利用と賑わいと憩いの場づくりを目的に展開するカフェ事業。
 まちなかパフォーマーDB化事業は、街中でイベントを実施したい人々が目的にかなったパフォーマーを見つけたいまちなかと、自らパフォーマンスをしたい人々とのマッチング事業。
「水戸まちなかナビ(http://tmo.e-mito.net/)」は、水戸TMOの対象エリア商店街の紹介ページで、クーポンやマップなど見ているだけでなかなか楽しい。
 さて、この水戸TMO、17年度の事業予算はいくらだと思う?
 答えは、810万円だそうだ、商業基盤強化事業に460万円、集客力強化事業に350万円が割り当てられていた。
 正直、意外と安いなぁという印象を受ける。
 限られた予算ではあるが、効率的かつ効果的なまちなか事業展開を期待する。