時代遅れな企業(1960年代の経営情報システムのままの企業)

 4月になってから、臨戦態勢と自覚し、「夜2時間、朝1時間」を目標に勉強しているが、先日のブログで書いたように「春眠暁を覚えず」で眠気との戦いの毎日だ。
 ということで、なぜ、3時間かというと、ブログ「診断士受検502教室」の3月31日にこう書いてあったのだ・・・

 「ところでいよいよ4月になりました。
 1次試験まであと4ヶ月です。正確に言うと4月1日から8月4日(試験前日)まで残り126日です。
 1日平均で3時間勉強しても378時間。これを7科目で割ると、1科目当たり残り54時間です。
 初学者の方はまだ未習科目もあるでしょう。
 そうなると、復習に残された時間はほんのわずかです。
 そろそろ試験日を見据えた勉強計画をまとめてみてください。
 試験日から逆算して、最後の2週間は各科目の復習になるでしょう。
 (7科目ありますからこれぐらいは必要でしょう)
 直前期には模試や答練の復習も必要です。その時期に復習しなければ今まで答練を解いてきた意味がないと言ってもいいぐらいです。これも複数回やるとなると結構な時間がかかります。
 残された時間はわずかですが、これからは時間をいかに『濃く』過ごすことができるか意識してみてください。」http://502.jp/

 うわぁ・・・焦らせるな・・・。
 でも、そのくらい刺激がないとやらないか?・・・(毎日、やりたいこと?を我慢して、早く帰るようにしたのだが・・・)
 まぁ、時間のことはともかくとして、資格の学校の講義も「経営情報システム」を受講中で、経営法務とあわせて2科目を残すのみとなっている。ほんとにラストスパートしていかなきゃ・・・という感じである。
 「経営情報システム」を習って感じることは、日々の仕事の中でパソコンは必需品であるのに、その機能のすべてを使い切っているのか?ということだ。
 「経営情報システム」の講義の始めに、経営情報システムの変遷を習った。
 当初、業務の事務処理の省力化、効率化を実現するために導入された電子データ処理システム(EDPS:Electronic Data Processing System)が、大量のデータを高速で処理することに利用され<業務の効率化支援>、1960年代に経営情報システム(MIS:Management Information Systems)というコンピュータによる意思決定の自動化(情報提供のみ)を求めたが、失敗に終わった。<実績分析支援>
 1970年代に入り、経営者・管理者の意思決定を支援するための情報システム(DSS:Decision Support System)により、定型的な実績データ・分析データとしてだけではなく、多目的な課題に対して、必要な情報を必要な時に必要な形で提供して意思決定を支援するようになった。<経営判断支援>
 1980年代には、経営戦略実施の手段として利用される戦略情報システム(SIS:Strategic Information System:)により、EDPSを実行手段(戦術)、MIS、DSSが経営判断(戦略策定)を支援するのに対して、それらを統合した形で支援するという。
 これまでの情報システムが業務の合理化や効率化を支援することに重点を置いていたのに対し、SISは戦略的なサービスの提供をしたり、戦略的な事業拡大を直接的に支援したりするところに特徴があるという。<戦略的事業展開>
 現在では、ビジネス・インテリジェンス(BI)と呼ばれる、企業内外の事実に基づくデータを組織的かつ系統的に蓄積・分類・検索・分析・加工して、ビジネス上の各種の意思決定に有用な知識や洞察(売上分析、利益分析、顧客動向分析)により、迅速に意思決定することの実用性のコンセプトをビジネス・インテリジェンスといい、今日では一般的になっているという。
 こういった変遷と、社内の状況を眺めてみると、いまだ、unziouの会社はEDPSの時代のままではないかと唖然としてしまった。変わったのは、机の上に機能をつけこなしていない高価な箱がおいてあることだ。
 パソコンという高価な箱は、多くの社員が、ほとんどワープロ機能として使うばかりで、EXCELACCESSなどのソフトは宝の持ち腐れといった感じである。ビジネス・インテリジェンス(BI)の世界とは、程遠い世界である。こんな時代遅れもはなはだしい会社であれば、80年代に普及した純粋ワープロでもいいかもしれない。
 しかし、これからの時代、「わが社のような時代遅れな会社こそ、情報システムを真に活用し、データ分析を加味した迅速な戦略的な経営が重要」・・・と再認識している今日この頃である。
と、言いつつ、偉い人たちからは、「分析している暇があったら、手を動かせ!!!」と、デジタルデバイドの卑屈さから発せられる声が今にも聞こえそうである。一体真のIT活用はいつなされるのだろうか?