名誉挽回

 「uniさーん、ひどいや、あれって俺んちのことでしょ?」
 「公務員に対する割高感」と題して書いた3/4付ブログ、その中で知り合いの公務員が入っている都区内の宿舎について、「『unizouには、古くてぼろくて、どんなに安くても入りたくない!』と言う感じのところである。」と書いた。
 そしたら某省に勤めるY氏から冒頭のメールが携帯に飛びこんできた。
 「違う、違う。決してY君のことじゃないよ。」と焦るunizou。
 実際Y君は23区内にある国家公務員宿舎に住んでいる。
 Y君に招かれ、その宿舎をunizouも以前訪ねたことがあるが、確か昭和40年代に建築された建て物ではなかったかと記憶している。
 Y君とその宿舎とは縁があり、何でも彼が学生の頃同級生が住んでいて、Y君も何度も遊びに来ていたそうだ。
 当時は今ほどではないが、それでも、随分しゃれっ気のない質実剛健とした建て物だなぁと感じていたらしい。
 就職し、偶然にもその宿舎に、自ら住むことになってしまったY君。
 あれから何年たったのだろうかと感慨深かったらしい。
 喜んだのは、かつて○○合同宿舎の住人であった彼の同級生たち。
 彼らの親は退官し、とっくに宿舎を離れていた。
 Y君が自分が住むことになったと伝えると、早速遊びにきて、「もう二度と中に入ることはないと思っていた」などとしきりに懐かしがっていたという。
 しばらく音信の途絶えていた友人とも久しぶりに再会できたのは、この宿舎のおかげかなとY君は苦笑していた。
 Y君の宿舎は、確かに古い。
 しかし、彼の名誉のために話しておくと、外観こそ古いが、室内は、工夫して随分こぎれいに使っていた。
 室内だけ見る限り、昭和40年代の建物には思えない。
 なお、Y君は、現在診断士を目指す仲間のひとりである。
 前から勉強を始めたい話は互いにしていたのだ。
 unizouのブログのことを話したら、どうやら時々読んでくれているらしい。
 このブログで彼の名誉を挽回できたかどうか。彼からのメールを待つことにしよう。