WBS「技あり!ニッポンの底力」

 診断士の勉強を始めてから、講義やテキストに向かう時間が増えたことはもちろんだが、以前にも増して、中小企業を取り上げた新聞や雑誌の記事、テレビ番組の特集を注目して見るようになった。
 そんな中で、毎週楽しみにしているのテレビ番組がある。
 テレビ東京で毎晩11:00から放映中のニュース番組「ワールドビジネスサテライト(WBS)」で日替わり特集コーナーの月曜日、「技あり!ニッポンの底力」だ。
 特集コンセプトは、「ものづくり大国ニッポンを支える中小企業の優れた技術に迫るコーナー。小さいながらも業界シェアトップを誇る企業や、意外な発想から生まれた新技術、海外で注目されている日本発商品の舞台裏などを取材。」というもの。
 毎回、中小企業の持つ技術力それ自体や開発のきっかけ、発想、そして開発に至るまでの努力に感心させられている。
 今日取り上げられていた企業は、㈱エフ・イー・シー(本社:埼玉県狭山市、以下「F社」と呼ばせていただく。)という製造装置の設計・製造会社だった(http://www.fec-net.co.jp/index.html)。
 「バランスの妙」と題された特集は、F社の作る非接触駆動伝達機構「マグトラン」に注目していた。
 それは、わずか14人の技術者から成る町工場で産み出されたという。
 「マグトラン」そのものの説明は、専門的であるため、F社のHPに譲るが、簡単に言えば、磁石の有するN極とS極の反発し合う引力に着目し、その磁力を動力に活かそうとするもののようだ(http://www.fec-net.co.jp/magtran.html)。
 番組内で紹介されていたマグトランのユーザー企業では、動力は従来の3分の1に減少し、部品取替えコストも激減したという。
 毎回5分くらいの特集なのだが、第2次試験の事例問題を意識しながら見るとなお興味が沸く。
 「マグトラン」かぁ、今日も一つ勉強になったな、また来週の放送を楽しみにすることとしよう。