伝統的工芸品展WAZA2006vol.2

 2/17付ブログで書いた東武百貨店池袋店で開催中の「伝統的工芸品展WAZA2006」へ行ってきた。
 10Fの催事場には、所狭しと伝統工芸品の数々が並べられ、たくさんのお客さんでにぎわっており、なかなかの盛況ぶりであった。
 会場は、工芸品ごとに「木工品・竹工品」、「人形・こけし」、「和紙・文具」、「漆器・陶磁器」、「貴石細工・金工品」に分かれ、各コーナーの一角に設けられた実演コーナーでは、実際に職人さんが熱心に作業をしていた。
例えば、福井県の越前和紙のブース。「紙すき」の実演の真っ最中、手馴れた手つきで紙すきの道具を巧みに操る姿には、しばし見入ってしまう。
 さらに伝統的工芸品以外にも「ふるさと工芸展」と題した各県の特産品を取扱うブースが併設されていた。
 お客はやはり年配が多かった。こんな人もいた。
 「ふるさと工芸展」の滋賀県の前当たりにいた、毎年この展示会を楽しみにしているという初老の男性。
 どうやら買い集めている物があるらしい。
 その物は既に包装され紙袋の中であったが、今年で集め終えることができて大変満足だ、と同時に毎年の楽しみが終ってしまってとても寂しいというような会話を店員さんと交わしていた。
 その「物」が何であったのか、とても興味が沸いた。
 甲州「印傳」と箱根「寄木細工」のコーナーでunizouも足を止めた。
 「印傳の財布」と「寄木細工の菓子皿」は、いずれも亡くなった祖父が愛用していたものでとても懐かしかったのだ。
 お目当ての印傳の財布はなかなか高価であったため、もう少し年を重ねたら、自分用にひとつ買おうと決意し、会場を後にした。