「甘え」の構造
今朝、JR赤羽駅で人身事故があった。
unizouも出勤途中その影響を受けた。
いつ運転開始になるとも分からないような状況だったので、通勤経路上影響のなさそうな会社の同僚にすぐさまメールし、遅れそうな旨連絡した。
ただちに「了解!」との返信があったので、それほどイライラすることもなく、安心して運転再開を待つことができた。
幸い、unizouが乗車していた路線は、事故現場に直結していなかったようで、比較的早く動き始め、始業5分前に会社に入れた。
朝型人間のunizouは、いつも始業30分以上前には会社に着いている。遅刻せずに済んだのはそのせいもあったかな。
会社に着くと、アルバイトの女の子から「人身事故の影響で遅れそうです。」との電話、その時点で彼女の出勤時間までにはまだ1時間近くあった。律儀だなぁと感心した。
それから30分位たったころ、もう一度「まだ動き出していない。」との彼女から電話。
あきれたのは、その間、まだ数人しか出勤できていない我が部署にあって、社員からの連絡が全然入っていなかったこと、「きっと自分が遅れることを職場は分かってくれている。」皆そんな甘えた考え持っていたに違いない。
中には、連絡もないまま、1時間半以上遅れて出勤してきた人もいた。
さて、出勤してきた先ほどの彼女、なんと1時間近くも混み合った車内で、見知らぬ男性と向き合った状態で立ちっぱなしだったという。そのような状況下で必死に電話連絡してきたのだった。
それに比べ、あまりにのんきな社員にイライラした。日頃の危機管理に対する意識がいざと言うとき何より頼りになるというのに…。
帰宅後、今朝の事故のニュースを読売新聞のHPで見た。詳細はこうだ。
16日午前7時45分ごろ、東京都北区赤羽1のJR東北線赤羽駅で、60歳前後とみられる男性が高崎発上野行き上り普通電車(15両編成)にはねられた。
男性は全身を打ち、病院に運ばれたが間もなく死亡した。警視庁赤羽署は、男性が飛び込み自殺を図ったとみて、身元などを調べている。
この事故で、同線の宇都宮―上野間、高崎線の籠原―上野間、京浜東北線の蒲田―大宮間で、それぞれ55―47分間運転を見合わせ、約16万人に影響が出た。
また、大学入試にも影響、明治大商学部が、午前10時の開始時刻を30分繰り下げたほか、早大理工学部が同9時20分から20分繰り下げ、法政大法学部では遅刻者を別室受験させた(http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060216i303.htm)。