ダメなときはダメなときなりに

 仕事をしながら受験勉強をしていると、なかなか想い通りに机に向かえなかったりして、自分に腹が立ちイライラすることがままある。
 限られた時間なのだから有効活用しなければと頭の中では分かっているのだが、どうも気分が乗らない。
 何かと理由をつけて、テキストから遠ざかってしまう。
 こんなとき皆さんは、どうしているのだろうか?
 unizouは、ダメなときはダメなときなりに、目の前にあるできることからやるように心掛けている。
 とりあえず、嫌でも自分を机に向かわせ、1問解いてみる。
 すると、「やらなきゃ!」という心の重石がとれてスッと軽くなることもある。
 もちろん、一向に頭に入らず、こんなんじゃ何も身につかないなぁと思って終わることもしばしばあるが。 
 読売新聞のくらし面の人気コーナー「人生相談」の回答者のひとりに、心療内科医の海原純子さんがいる。
 先日図書館でたまたま彼女の本が目にとまったので、借りてみた。
 「心が『きれい』になる医学〜元気が出るマインドダイエット〜(講談社+α文庫)」という本だ。
 働く女性、家庭を守る女性と色々な環境に置かれている女性からの心のクエスチョンに筆者が答えるというQ&A形式の構成になっていた。
 その中に、「自分が嫌で許せない!」というQ(クエスチョン)があった。
 そのA(アンサー)はというと、「どんな状態でも、その時なりに『できることだけをする。』すると自分が好きになります。自分が嫌といえる人は、逆に自分にしっかり目を向けている証拠、嫌な自分を嘆いていても何も変わらない。嫌な自分でもその時にできることをするうちに、自分を見る目も変わってくるもの。」
 受験勉強は、自分とのメンタルな戦いでもある。
 資格の学校の講義に、とにかく最後までしがみ付いていきたいと思っている。