甘栗工場2

 阪神大震災発生から11年の朝を迎えた。
 11年前のその日、unizouは甘栗バイトをしていた(甘栗バイトについては、2005.09.06「甘栗工場=ホーソン工場!?」参照)。
 若・貴vs曙で盛り上がる大相撲初場所
 甘栗バイトとは、両国国技館の桝席にいらしたお客様用のお土産袋に入れる甘栗を袋詰する仕事。
 甘栗バイトは、朝6時に勤務開始、その日もいつも通りに家をでて自転車をこぎ、10分前に工場に入る(ちょうど地震が発生した午前5時46分頃)。
 始めにすることは、テレビを付け、お茶を入れ、冷えた体をストーブの前で温める。
 すると何やら関西で大きな地震があったとのアナウンサーの声、「詳しいことが分かり次第お伝えします。」
 定刻になったため、「関西で地震なんてめずらしいね。」などと言いながら、テレビを消して作業場へ移動する。
 そして、45分後の休憩時間。
 またテレビを付ける。
 すると、第一報を伝えたときとは様子が違う。
 何か大変なことが神戸で起きていることがテレビ越しに伝わってくる。
 そして、刻々と伝えられる惨状。
 unizouは、震災のちょうど3週間前、年末年始を利用して神戸を旅していた。
 それゆえ、映し出される映像に目を疑ったのだ。
 たまたまアルバイトで早起きしていたため、神戸から遠く離れた東京で地震を知ったのは比較的早い方だったろう、だから今でもこの日のことはよく覚えている。
 今日被災地では追悼行事などが行われ、その様子が報じられた。
 震災を知らない子供たちも増えてきたという。
 6434人もの犠牲者をだした未曾有の大災害、震災の経験や教訓を風化させることなく、伝えそしてつないでいくことの重要性を改めて認識した。