仕事と人生

 昨日書いたが、昨日は成人式で今年20歳を迎えた全国の新成人143万人のために、各地で式典が地方自治体主催で行われたという。
 昨日の朝のニュースでは、一昨日一足早く成人式を開催した沖縄で、毎年のように話題になる成人を迎えた若者の破天荒な行動が報じられていた。
 きっと、有り余るエネルギーの持って行き場所に、自分でも手を拱いている若者が相変わらず多いのだろう。
 でも、このことは年齢や男女でも関係ないことのように思う。
 会社のライフプラン研修で次のように学んだ。

充実した人生を過ごすために必要なことは、ライフ・マネジメントを考えて実行することです。ライフ・マネジメントとは「現実を認識し、将来の可能性を見つめ生涯にわたりより幸せな生活を求めながら、自主的に自己責任をもって人生を管理する」ことであると言えます。
 そして具体的には「安心して働き、安定した生活を追求し、自分の存在感を自覚し納得した居場所を確立する」ことではないでしょうか。
PREP経営研究所編集 「ないすらいふ情報」抜粋

 破天荒な行動を取った彼らは、自分の存在感を自覚できず、納得した居場所を見つけられずに、そういった行動になったのだろう。
 しかし、彼ら以外の多くの人たちだって、内面ではもがき苦しんでいながら、それをおくびにも出さずに日々「自分のため、誰かのために」生き続けているのが本当の姿なのだと思う。
 きっと、誰もが、彼らにそういったことを教えずに、「自分たちだけが、犠牲者、被害者で、悩みもがき苦しんでいるのだ。」と思い込ませてしまっていることが、一番の問題に違いないと感じているのはunizouだけだろうか・・・?
 そして、彼らは、安易な道に逃避していくだけなのである。
 仕事については、正社員か、フリーターかという論点で論じられることが多いが、制度的な面では、そういった議論があっていいと思うが、個人としては、正社員かフリーターかの区別はあまり意味がないような気がしてならない。
 フリーターであっても、働くということに変わりなく、汗水たらしてお金を稼ぐ意味を知っているのだから・・・。そして、それは、お客であったり、誰かのためであったりということで、自分の存在意義を感じられることに繋がっていく。
 ニートの人達には、とりあえず誰かのために生きることから始めて欲しい。誰かのために生きることで、あなたを必要としてくれる誰かがいることを感じれば、その人はなくてはならない存在になる。必要としてくれる人がいないと悩むより、自分から先に誰かのために生きることが大事なのだと思う。
 unizouにしても、今でも、自分の存在意義を不安に思うことがある。
 「どうしたら自分らしく生きられるのか・・・」、
 「生きている意味は・・・」、
 「どんな仕事が自分にあっているのか・・・」
 答えは、死ぬまで(いや死んでもかな?)出ないような気がする。
 でも、目の前のことを一生懸命やっていく。それも、同じように悩みながら毎日送っている隣人にせめて迷惑をかけないように・・・。それが最低限のルールのような気がする。