正月飾り

 正月に玄関先に門松やしめ飾り(注連飾り)をしているお宅は年々減ってきているように思う。逆にクリスマスにリースやライトアップをしているお宅は年々増えているようだ。
 ちなみにunizouの近所で注連飾りをしているのは、unizou宅を含め3軒だった。
 気になって、しめ飾りの意味を調べて見た。
 本来お正月というのは、年のはじめにあたって、一年間家を守ってくれる歳神さま〈お正月さま〉を迎える行事、門松は歳神さまの依代(よりしろ)であり、神さまが降りてくる目印と考えられており、しめ縄は、神を迎える清浄な場所であることを示す飾りで、周囲の汚れを絶つ印として用いられてきた。
 その由来は、天の岩戸に隠れた天照大神(あまてらすおおみかみ)を、岩を引き明けて連れ出し、大神のまわりに「しりくめ縄」を引きめぐらした、という神話が、このしめ縄のはじめだそうで、しめ縄は、この「しりくめ縄」の略したものといわれ、「注連(しめ)縄」、または「標(しめ)縄」とも書き、一名を「しめ飾り」ともいうのだそうだ。
 これは、内外の境界または出入禁止のしるしに引き渡す縄で、神前や神事を行う場所にこれを張るときは清浄な区域であることを示し、新年に戸口をこれを張るときには、わざわいをもたらす神や不浄なものが内に入らないようにとの意味がこめられている。
 unizou宅では子供の頃から何の気なしにずっと飾られていた「しめ飾り」、そのため、大人になってからも飾らないと何となくしっくりこない。ただこの理由だけで飾っていたような気もする。
 何であれそうだが、物事も意味・意義を知ると、そのものがまた違って見えてくる。
 我が家のしめ飾り、災いをしっかりシャットアウトしてくれているかと思うとありがたい。