中小企業診断士

 今の仕事は、嫌いじゃない。
 ずいぶん昔になるが、今の仕事に就くとき、あまり真剣な気持でunizouの会社に就職したわけではなかった。だから、入って数年は、今よりもいつやめても不思議ではない状況にあった。
 でも、やめずにいつの間にかここまで来て、仕事はやりがいのあるものに変わった。
 周りの人とのことで悩んだりしたこともあったが、それで仕事に嫌気が差したことはなかった。むしろそんなときほど、仕事に身が入った。「言われたからやっているわけではない。」といった感じだった。
 仕事は、工夫すれば工夫するだけ、面白くなるし、工夫したいことも山ほどあった。
 工夫したから採用されるものでもなったが、それでも、構わなかった。
 そんなこんなで、年月を重ねた。
 今、脂が乗っている時期ではある。
 しかし、今までの経験ともっとやりたいと思うことが、自分を使い切りたいという感じになっている。
 生身の人間と触れ合って、もっと、何か出来ないかと思う。

 そして、中小企業診断士の資格を取ることに決め、この7月から資格の学校へ通い始めた。
 何だか新鮮だった。すごく勉強しているわけではなく、暑くて眠気を催したことも何度もあるが、学校に通い老若男女を問わずに真剣に勉強している姿を見るだけで刺激になった。 こんなに一生懸命生きている人がいるのか?という感じだった。unizouの会社の人達には見られない姿勢だった。みんな、unizouの会社にいるだけで満足しているような人達ばかりだから・・・。
 ライフプランの研修を企画する立場にあって、何度もその研修を受講者と一緒に聞いていても、自分のキャリアをアップする必要性を強く感じていた。
 まだ、資格を取ったわけではないが、中小企業診断士の勉強をするようになって、視野が広がった気がする。
 それに、中小企業診断士の資格を取る道のりをブログにすることにしたのも良かった。
 いろんなサイトを見たりしてブログを書くが、今まで自分の中で問題だと思うことを、問題だと感じている人がいることも知った。
 何のことはなく、みんな真剣にいろんなことを考えているのだなと思うようになった。
 P.F.ドラッカー氏のことを知ったのも、収穫だった。
 特に、氏を知って、すぐに氏が他界したのも、印象に強く残った。今、本屋では、氏の本が所狭しと並べられている。

 今年もあと残すところ2日となった。
 今年は、立志の1年だった。これから、その志が実現できるよう強い意志を持って励もうと思う。
 与えられた命を惜しみなく人のために捧げられるように・・・。
 「生きがいとは、誰かのために生きること。」というように、ライフプラン研修のときに講師が言っていた。なるほど、自分の存在は、人に欲しられてこそ、価値あるものに変わるということか?価値を見出せるということか?
 いずれにしろ、生きたかいがあるようにするのもしないのも、自分しだいだと思っている。