映画「大停電の夜に」

 映画「大停電の夜に」を観た(http://www.daiteiden-themovie.com/)。
 映画は、クリスマスイヴに起こった停電をめぐり、12人の男女が織り成すイヴ一夜限り物語であった。
 停電という非日常的な出来事であるが、2003年8月14日午後4時にニューヨークをはじめとする北米で起こった史上最大の「大停電」にインスパイアされて製作された作品だそうだ。
 12人が背負っている人生はこんなだ。
 かつての恋人への想いを引きずり過去に囚われているバーのマスター木戸。
 妻と不倫相手の間で揺れる遼太郎。
 平凡な毎日の中、「ある迷い」に悩む主婦・静江。
 身勝手な生き方をして大切なものを失った元ヤクザ・銀次。
 過去を捨て、恋人を捨て、結婚によって心の平穏を求めた妊婦・礼子。
 未来のない関係に「さよなら」をするOL・美寿々。
 遠い上海の恋人に想いを馳せる中国人研修生・李冬冬。
 初めての胸のときめきに戸惑う天体マニアの少年・翔太。
 ある病気のため希望を見失っている人気モデル・麻衣子。
 見つめるだけの恋からいつまでも次の一歩を踏み出せないキャンドルショップの女店主・のぞみ。
 数十年連れ添った夫にどうしても言いだせない秘密を抱える妻・小夜子。
 車作り一筋で余生は妻と楽しく過ごそうと考えていた義一。
 この12人がクリスマスイブに微妙に交錯していく。
 12人が共通して問いかけているのは、自分が本当に大切な人について、相手のことを「本当に、見えていますか?」ということだった。
 「真実を見る眼」、深く難しいテーマである。
 今年も残すところ今日限りとなった。
 今年の2大出来事というと、昨日も触れたが、①やはり診断士の勉強を始めたことと②それをテーマにこのブログを書き続けていることだろう。いずれも今年初めて取り組んだことだ。
 来年はどんな1年が待っているのだろうか?
 新しいチャレンジ、出来事、人との出会い。
 いろいろな頃に喜怒哀楽し、きっとその気持ちをまたこのブログに綴るのだろう。
 この1年、周りの色々な人のおかげで、自分なりに健康で幸せに暮らせたことに感謝する。
 静かな年の瀬に。