管理職(リーダーシップ論)

 同じ会社に勤める親友から聞いた話。
 親友が、親友と同じ部署に勤める他支社の管理職や社員と一緒に研修会、その後懇親会に出席したときの話を教えてくれた。
 unizouの会社は、数年サイクルで部署が変わり、特に管理職は1〜2年サイクルで部署が変わる。
 そのとき、他支社の管理職のA氏は、そのことを理由に、「私は仕事のことはな〜んも知らない。だから、若い人の橋渡しをするべく、懇親会に出席して、他支社の皆さんと交流しているんだよ。何か聞きたいことがあったら、連絡して!」と・・・?「今の若い人は、情報交換が少ないからね。」とも・・・?

 以前から、ブログに書いていたが、どこの会社にもいる仕事を知らなくて仕事ができないことを平然と自慢し?、知らないくせに勉強もしないでそのまま1年、2年過ごす人たち?とはいったいどんな感覚の持主だろう?これでは、給料泥棒ではないか?

 企業経営理論で習ったリーダーシップ論を思い出す。
 リーダーシップとは、「信念を創り出すことによって協働する個人的意思決定を鼓舞するような個人の力」とバーナードは言っているそうである。
 そして、それは、経営目的の達成のために、人々に影響力を及ぼすことであり、そのためには、企業環境に関する客観的事実から状況を判断する能力と部下の意識を経営目的に向かわせる能力が必要であると・・・。
 さらに、バーナードは、「リーダーシップには、技術的側面と道徳的側面があり、技術的側面は、体力、スキル、知識などにおける個人的優位性をいい、教育などによって育てることが可能な側面であるが、一方、道徳的側面は、決断力、忍耐力、勇気などにおける個人的優位性をいい、これらは、個人が生まれながらに持っている資質であり、教育によって育てることは困難である。」とも言っている。

 この理論からすれば、unizouが他支社の管理職の下で働いたとしたら、まず、「協働する個人的意思決定を鼓舞」されことはないだろうと思う。尊敬も出来なければ、学ぶべき点も何もない。それより、第一に人生観が違いすぎる。「偉くなることを第一にして、中身がな〜んもない。」から、余計、反吐が出そうになる。
 こういう輩が、悪影響を及ぼして、な〜んも知らない若い社員が、第二、第三のAさんになっていくとしたらと思うとぞっとするし、何とか食い止めなきゃとも思う。

 親友のその後の話。
 A氏が言うには、「うちの支社のBは優秀だから、覚えておいてよ!」、「何かあったら、私にいってくれれば、Bに話すから・・・」と紹介されたそうである。
 その話題のB氏とは、以前の研修会、懇親会でも、挨拶を交わしたことがあったそうであるが、B氏は、「はじめまして、よろしく。」と・・・。
 親友は、「いえ、以前の研修会でお会いしてますよ・・・」と応えたそうだ。
 A氏は、 “A氏ののたまう情報交換の大事さ”を、まず自分の部下に教えてあげる必要がある?と親友は思ったそうである。