ネーミングライツ(命名権)

 先日「ビッグスワン」の愛称で親しまれている新潟スタジアム新潟市)の命名権ネーミングライツ)が売りに出されているとの記事を目にした。
 仕事で新潟に行った際、遠くに見えたスタジアムの白く優美な屋根のアーチがとても印象的で、「ビッグスワン」とはいい愛称だなぁと思っていた。
 しかし、県によれば2001年に完成後、毎年2億円以上の赤字が続いているという。  
 売却条件は、年額1億2000万円以上の命名権料で、5年以上の契約を希望。特典として、購入企業にはスタジアムの無償使用権や、常設広告を掲示する権利などが与えられる。
 ネーミングライツ命名権)という言葉は、オリックスブルーウェーブの「グリーンスタジアム神戸」が「Yahoo! BBスタジアム」、東京ヴェルディの「東京スタジアム」が「味の素スタジアム」になったことで有名になった。
 東京スタジアムは、5年契約で「味の素」社から12億円を受け取ることに、そして神戸市は、ソフトバンク BB株式会社とヤフー株式会社から2年契約で2億円を受け取るという。
 いずれも企業がからんだ巨額の取引だが、個人が買える「ネーミングライツ」 を見つけた!
 シドニー天文台が実施している「ネーム・ア・スター(星に名前を)」だ。
 夜空に輝く星は発見者が命名するのが基本であって、そのために、夜な夜な新星を探して望遠鏡を覗く天文愛好家のイメージがある。
 しかし、現代科学の中心地が北半球に集中していたため、北半球で新星発見は、至難の技であるのに対し、南半球の夜空は未開の知なのだそうだ。
 新星命名のお値段は、250豪ドル=約21,500円。
 アルファベット30文字以内の名前を命名すると、「証明書」と共にシドニー天文台への入場券が送られ、専門家のアドバイスを受けながら、名付けた星を実際に見ることができ、誕生日や記念日のプレゼントとして人気があると言う。
 unizouも合格したら、その記念に是非星に名前を付けてみたい!