木瓜(花言葉 早熟)

 12日に生け花サークルで活けた木瓜の花が、まだ見事に咲いている。
 これまで、ほとんどの花は、サークルの行われる火曜日に活けて翌週の月曜日には萎れてきてしまっていた。
 今回は、水切りがうまくいったのか、花そのものの生命力なのかわからないが、まだ、みごとな咲きようなのだ。そして、一緒に控として使った菊も同じように見事な咲きようである。(水切りについては、「unizouさん、ちゃんと水切りしないとダメだよ。もちが違うから」と教えてくれる親切な先輩がいる。その先輩は、「このサークルは華道サークルでも、体育会系だから・・・」と準備は若手部員がやるように教えてくれた!?)
 いつもは、それぞれの花の寿命に差があるのに、今回は、うまくいっているので、まだ、社内のエレベーターホールに飾っている。
 ほんとは、木瓜の花のことなど生け花サークルに入って生け花をしなければ、名前は聞いたことがあってもどの花かと聞かれてもわからなかっただろうし、こんなにきれいな花を咲かせるなんて知ることもなかった。
 もともと、木瓜は春の花だそうで、今回使用した木瓜は温室栽培なのだろう。
 http://www.hana300.com/boke00.html
 一枚一枚の赤い花びらと花そのものが大柄なのに、端正なつくりだ。そして、それが枝振りとよく合っている。
 実が瓜のような形であるところから 「木瓜(「もっけ」」と呼んでいたのが、次第に「もけ」→「ぼけ」になったという説があるというが、確かに花は大きい。でも、瓜に似ているかというと、大きいという点では確かにそうかもしれないが、花びらと花の大きさの作り出す雰囲気は、そんな大雑把な言い方では可哀想な表現ではないかと思う。
 花言葉は、「妖精の輝き」「指導者」「先駆者」「熱情」「平凡」「早熟」だそうである。
 花言葉の多様さが、花を象徴しているのだろうか。でも、素朴なのに凛とした雰囲気を感じてしまうのはunizouだけだろうか。
 華道サークルで花を活け始めてから大分経つが、皆勤賞である。前にも書いたが、活けた花の姿を思い描きながら花を前にしているときの静寂が大好きだ。知らなかった花の名前も覚えた。
 最近では、人生の楽しみ方って、こんな風なものかなと思うようになっている。
 今まで、尻込みしていたような世界に入って、その世界のありようを知ると、今までの生き方から広がりが出る。そんな生き方をしながら、人生を楽しみたい。

 木瓜の花のことをホームページで調べていたら、「京都四季の花、3月木瓜」というホームページを見つけた。

 綺麗な花なのですが余り注目されてないのが可愛そうです、木にトゲが有り花は小さくても色は凄い派手な感じは「花言葉」にはピッタリです。

 場所/木により開花がずれるが(3/初旬-4/初旬)、平等院、安祥寺、知恩寺等持院天龍寺、一休寺で見ることができるそうなので、仏像マニアとして行ったおりに、一度は見てみたいと思う。
http://kyotocity.cool.ne.jp/reki_sakura/3_boke.htm