ボジョレーヌーボー解禁

 今年もおとといの木曜日、ボジョレーヌーボーが解禁した。
 ボジョレーヌーボーは、毎年11月の第3木曜日が解禁日になっている。時差の関係上、世界に先駆けて、日本が一番早く飲めることもあって、とても人気がある。
 unizouは1日遅れで、昨日いただいた。タンニン(渋み)が少なく、フレッシュでとてもおいしかった。
 ボジョレーヌーボーは、「ボジョレー」が、フランス・ブルゴーニュ地方のボジョレー地区を、「ヌーボー」が新しいという意味を示すように、収穫してから40〜50日の、できたての葡萄を使って造る、新酒をいう。大部分がガメイ種という品種から造られ、フレッシュタイプのワインだ。
 ボジョレーヌーボーの特徴的な味わいは、フレッシュでフルーティな果実味、渋みがほとんどないので、ワイン通ならずとも飲みやすいのが人気の理由でもある。
 このボジョレーヌーボーは、今では世界的な知名度を確立しているが、かつてはガブ飲みタイプのワインだった。
 それを一躍有名にしたのが、ジョルジュ・デュブッフ氏だ。
 氏は、素朴な地酒でしかなかった片田舎のボジョレー地区の赤ワインを、一代で世界の名酒にまで磨き上げた名醸造家だ。
 彼の熱心な研究の積み重ねが、ガメイ種のもつ個性を十分に生かしたワインを世に生み出し、結果、素朴な地酒が世界と勝負できる「ブランド」にまで成長した。
 「造り手しだいでワインが変わる」そんな一例だ。
 「プロダクトイノベーション(=従来存在しなかった新製品を開発するための技術革新)」という名の村おこしとも言える。
 コンビニでも手軽にワインとおつまみが買える現在。
 この週末味わってみてはいかが?
 http://www.suntory.co.jp/wine/special/kaikin05/bn_knowledge.html