失敗する会議、成功する会議

 幹部会に出席してきた我が上司、そこで配付された1枚のペーパー。
 unizouにもそのペーパーが配られた。
 なになに?
 そこには、日本電産株式会社代表取締役永守重信氏の言葉があった。
 ひとつは、『失敗する会議の7つの法則』

① 決まって開始時間が遅れる
② 要領を得ない資料が大量に配布される
③ 「だいたい」「思う」などあいまいな報告が多い
④ 誰も他部門の話に口をださず、発言者が限られる
⑤ リーダーがしばしば「結論はまた後日」と言う
⑥ 会議終了後何をしたらよいか分からない
⑦ 終了時間は誰にもわからない

 そしてもうひとつは、『禁句集』

① あやまり言葉……残念ながら
② あいまい言葉……だいたい・ほとんど
③ なぐさめ言葉……前よりまし
④ いいわけ言葉……の筈だった
⑤ あきらめ言葉……できない・無理です

 会社名は知っていたが、失礼ながら、永守社長のことは始めて知った。
 せっかくなので、HPで調べてみる(http://www.nidec.co.jp/corporate/top/index.html)。
 自著の「人を動かす人になれを」をWEB Magazine形式で紹介し、独自の経営哲学を展開している。
 いくつか読んでみたが、経験に裏打ちされているだけになかなか説得力がある。
 今日午後3時からの部門打合せ、自然と7つの法則を実践しようとする空気があった。
 開始時間厳守、打合せ終了時刻は4時半、議題は4つと冒頭に確認し、すぐさま本題に入る。
 1テーマ当たり、平均30分、限られた時間ゆえ、重複する内容の発言は避け、端的・率直な意見交換が続く。
 余計な装飾語がないと、意見の違いがはっきりし、問題点が浮き上がる。
 会議が終ってみれば、終了予定時刻の10分前。
 なんとすがすがしく明快な打合せ。
 参加者全員が法則を理解して臨むとこれほどまでに違うものなのか。
 永守社長に感謝、感謝。