早起きは三文の得

 unizouの朝は早い。毎朝大抵5時前には起きだす。
 以前は出勤前小1時間ほど散歩をしていたが(8/29付ブログ「祈り」)、診断士の勉強を始めてからは、復習の時間にあてたり、仕事の準備をするのに使うことが多い。
 しかし、更にうわてがいた。
 「かめだのあられおせんべい」で有名な亀田製菓株式会社の社長、金津猛氏だ。
 雑誌「Agora」の連載記事「旅への1冊」に取り上げられていた。
 その驚くべき日課は、起床は午前3時半。車で15分の会社に出社するのは、まだ夜も明けきらない午前5時だという。
 金津社長が言うには、 
 「ワーカホリック?いや、そうではないと思いますよ。社員には嫌がられているかもしれませんが、朝は能率が上がるので、若いころからの習性でどうしても早く動き出してしまう。私よりもっと凄いのは、24時間動いている工場のほうですよ。」
 多忙を極める平日であっても、起床から出社までの間は、書物とじっくり向き合う時間に当てるのだという。
 unizouの朝型は学生時代まで遡る。
 試験前に勉強していて、どうしても越えられない壁があった。
 それは「午後11時」の壁。
 睡魔に襲われ、眠くて眠くて仕方がなくなってしまう。
 当時、友人はみな夜型で、1〜2時まで勉強したなんて話を聞かされると焦ってしまい、自分も1時まで勉強しなくちゃと思うのだが、やはり立ちはだかるは「午後11時」の壁。
 そこで、朝早起きして勉強することに切り替えてみた。
 すると、これが意外と体にあって、はかどるはかどる。
 晩は10時には寝てしまい、朝(というより夜中)の2時頃起き出して机に向かう。
 友達にそう話すと大抵びっくりされた。
 だからunizouはラジオの深夜放送とは全くの無縁だ、「オールナイトニッポン」など聞いたこともない学生だった。
 しかし、この朝型生活、一度だけ大失敗したことがある。
 忘れもしない「古文」の試験当日の朝。
 自力では心もとないため、母に協力願って起こすのを手伝ってもらっていた。
 深夜2時スタートの復習に全てがかかっていたにもかかわらず、起きたのは6時。
 自分にそして母に八つ当たりする時間はない。
 ただ登校までの限られた時間、集中するのみ。
 結果は、……。
 それ以来、目覚まし時計の数が一挙に増えた。
 そして、今なお続く朝型習慣。
 さて今晩も早寝して明日に備えるか?