恐るべし、東横イン

 出張で松本へ1泊2日で行ってきた。
 松本駅に降り立つやいなや聞こえてくる「まつもと〜、まつもと〜」のアナウンスの声、そしていつ眺めても美しい北アルプスの山並みは健在だった。
 宿泊したホテルは、大手チェーンの「東横イン松本駅前本町」、東横イングループのホテルに泊まるのは今回が始めて。
 インターネットで、禁煙ルームを希望して予約していたのだが、誤って喫煙ルームで申し込んでしまったらしい。交換して欲しい旨申し出ると、あいにく満室のため希望に沿えないとの答え。
 満室とはびっくりだ。松本市内には駅近くにビジネスホテルが結構ある。
 でもそれは1泊の利用で納得するに至った。コストパフォーマンスが見事なのである。
 unizouが利用した部屋は、シングル1泊5,460円、素泊まりでも十分な価格だ。
 ところがどっこい、朝食(おにぎり、漬物、味噌汁、コーヒー)が無料サービス、新聞もチェックイン時の夕刊にチェックアウト時の朝刊がサービス、ロビー備付の電話は国内通話無料で、ロビー備付パソコンはインターネット利用が自由ととにかく盛りだくさんなのだ。
 客室内も充実し、ズボンプレッサー、加湿器つき湯沸しサーバー、読書用伸縮式スタンド、丸ごと洗えるスリッパなどが完備されていた。
 ホテルの部屋ってどうしてああも乾燥してるんだろうと常々思っているunizouにとって加湿器は大変ありがたかった。
 決して潔癖症という訳ではないが、スリッパが洗えるタイプのものというのもうれしい。
 満室なのも至極納得する。
 フロントに「東横インの経営術」という本(売り物)が置かれていた。
 会社HPを見ても、その強さを垣間見ることができる(http://www.toyoko-inn.com/corp/concept.html)。

 東横インは「駅前旅館の鉄筋版」を原点とし、「安心、清潔で快適なお部屋をリーズナブルな価格で提供する」をモットーに、過剰なサービスを省き、合理的な運営方法を追求している全国展開のビジネスホテルチェーンです。
 このところ毎年20店前後のホテルを新規オープンしていますが、今後はさらにピッチを早め、2022年には トーヨコ=1045 という東横インの電話番号の下4桁と同じく、1,045店達成を掲げています。

 前段が経営理念、後段が経営目標ということになろう。
 現在、全国61ホテル、客室は10,000室余りにまで達しているという。
 unizouの会社の最寄駅にも近々オープンするようだ。
 恐るべし、東横イン