自分の時間=相手の時間
毎晩床につくときに翌日の仕事を考える。そして朝仕事に向かうとき、もう一度今日の仕事を考える。例えば、「あれとこれをやってだいたいお昼。で、午後は少し新しいことを手掛けだそう。」といった風に。
でも、ここのところ、思っていることの半分できればいいという日が続いている。消化不良な日々だ。
どうしてか?
考えてみるに、日々アポなしの打合せや相談事がやたらと多いのだ。
大概、部内の人だが、先輩・後輩を問わず、「ちょっといいですか〜?」と突然やってきては、1時間程度、ときにはそれ以上の時間を要するような打合せをしていく。突然だから、こちらも準備ができず、話を聞きながら資料を取り出したりして、時間が余計にかかる。
取引先の人と会う場合は当然、親会社や支店から人が訪ねてくる場合も、必ずアポイントメントがある。だって、お互い限られた時間の中で、仕事をしている。その中で、人に会わなければ進まない仕事であれば、相手の時間を確保するのは、社会人の当然のルールだ。
しかし、それが部内者となると、突然「甘え」がでてくる。相談する相手のことより、自分が聞きたいタイミングを優先させる。
Unizouは、「他人の振り見て我が振り直せ」の気持ちで、仮に電話で質問するときも、今質問して大丈夫かを聞いてから話すようにしている。
中谷彰宏氏の「『時間』のお金持ちになる本」に、時間の上手に使うための50のヒントが書かれていた。
その中のひとつに、「相手から貴重な時間をいただいていると、意識しよう。」というヒントがあった。
どうしてこんなに時間がないのだろうと、ついグチをこぼしてしまいます。
それは時間の使い方が下手な人です。
時間はもともと自分が持っているものではなく、相手からいただいているものなのです。
もともと相手のものなのに、自分のものだと勘違いするから、時間の使い方が、いい加減になってしまうのです。
人と待ち合わせをする時、人と打合せをする時、電話をかける時、それは自分の時間ではなく、すべて、相手の時間をもらっているのです。
今という時間は相手からいただいているのだという意識を常に持てば、時間の使い方は、おのずとうまくなります。
時間は自分のものではない。相手から、いただいているから貴重なのだ。
さて、これから明日の仕事の段取りでも考えながら、床につくとしよう。