会社のドメイン(事業領域)と自分のドメイン

 昨年から、社員のライフプランや接遇(バリアフリー)研修などを担当していて、その研修を社員と一緒に何度となく聞いている。
 また、研修講師の先生方とお話をする機会も多い。

 自分の会社のドメイン(事業領域)以外のことではあり、人によっては、「こんなことをするために、この会社に入ったのではない。」という思いで、嫌々やっているかもしれない。
 unizouは、これまでも自分が入った会社のドメイン(事業領域)とは違う仕事も多いのだが、こんな機会をいただいて楽しくて仕方ないし、やりがいがあると思っている。

 昨日は、N先生に接遇(バリアフリー、手話)の研修をしていただいたが、何度聴いても涙が出てしまいそうになるくらい感動する。
 N先生のバリアフリーの3時間の研修で、一番訴えたいことは、「社会的弱者が世の中に存在することに関心を持ってください。」に尽きると思う。
研修の最後に、いつも、「マザーテレサの『愛することの対極にあることは、憎しみでなく無関心である。』と言う言葉を覚えていてください。」と言う。

 社会的弱者(高齢者や障害者、子どもを連れている人など)に思いを寄せて、心身の強い人ばかりでなく、そうじゃない人もこの地球上に生きている。
 毎回、お話を聞かせていただくたびに、やさしくなれる気がする。(ただ、少し経つとそうでなくなっている感じもして反省するが・・・?)

 神様から与えられたものは、みな平等に与えられていない。
 人それぞれ違う。その与えられたものを、与えられたなりに大事にして精一杯生きている人がいかに多いことか。そして、周りにいるひとに思いを寄せて接してあげている。
 嫌なニュースも多いが、人間も捨てたものじゃないと思う。

 N先生に、「unizouは、どんな仕事でも、工夫をしたり、人にどんな風にしたら喜んでもらえるかなということをいつも考えながら仕事をしたりしているので、どんな仕事も苦にならない。」とお話したら、ひどく感心していた。
 尊敬できるN先生が感心しているので、普通にやっていたことでも、なんだか自信が持てた。
 楽しい一日だった。