青春期
勤め始めてから○○年になり、収入もポストもある程度安定したものになってきた。
特に望まなければ、このまま何もせずに、毎日を楽しく過ごすこともできなくはない。
若い頃には、何かをやるために何かを求めていた。
例えば資格をとるのは、収入や将来のポストのためとか・・・。
ところが、最近は、そんな風に思わなくなってきた。
皆さんの中には、「生活が安定したから、そんなことが言えるのだろう。」と思う人もいるかもしれない。
しかし、unizouの収入が非常に多いとか、生活のレベルが非常に高いというわけでもない。(収入の多寡や生活のレベルは別として、やりようによっていくらでも生きられる時代になったし、何かをやるために犠牲を払わなければいけないとか費用の面でどうにもならないという時代ではなくなった。)
とりあえず、unizouはがむしゃらにやらなければいけない時期を過ぎて、今、人生において、自分を見つめることができるような時期に入ったのだと思う。
今やっている生け花、英会話、中小企業診断士の資格を取るための勉強、映画鑑賞、他にも、まだまだ、やりたいことはたくさんでてきているが、どうしても、すぐに、自分のものにしなければいけないものでもない。
しかし、それらが自分の知識になることに満足するのでなく、人間の深みにつなげていけるようもっと奥深い知識を得ていき、他者とのかかわりの中で生かしていきたい。
人間は生まれてくるときに、死を約束させられている。
死ぬと分かっている人生に、その人なりの意味を見出すこと。
自分の存在が他人から求められていた「誰かに見守られていた時期」や、「誰かを守らなければいけない時期」を過ぎて、今、自分自身でその存在の意味を見出さなければいけなくなってきている。
虚構でなく、真実の意味を・・・。
難しいことかもしれないが、これからが、質を問われる真実の青春期になるのかも知れない。