リーダーシップ論

 昨日から課内でトラブルが発生。数千人の社員に渡す書類に不備があり、数日のうちに補完しなければいけないことに・・・!!!
 直接担当している係ではないが、何とかしなければという気がして、上司(リーダー)に分担を申し出たが、「大丈夫。」の返事・・・?
 それ以上の差し出がましいことは言えないので、しばらく様子を見ることにした。
 もちろん、自分の仕事がない訳じゃないが、優先度を考えれば、「課」存亡の危機!!!(ちょっと、大袈裟かな?)なので、申し出たのだけれど。
 朝のうちの話では、「昨日の夜、上司と担当する係と隣の係で11時過ぎまでやって何とかめどが付いた。」と言う。
 ところが、午後になっても一向に終わらない。月曜日には社員あてに発送する必要があるのに・・・。
 また、みんなが夜遅くまで?
 結局、5時過ぎから課内の他の係の人が手伝うことに。

 課としての業務を遂行するに当たって、課員の自己犠牲に頼らざるを得なくなったことは、完全に上司(リーダー)の過ちである。

  1. 今回の処理にかかる事務量を把握していない。
  2. 事務の内容が特殊性を要しない補完作業なのだから、人数を大量に動員した方が効率よく処理できることを考えていない。
  3. 課員のほかのメンバーが何をしているか把握していないので、他のメンバーの仕事と今回の処理の優先度が理解できない。 

 結局、課員の犠牲を払って、事が終わる・・・。今回の件で、上司(リーダー)の管理能力にむなしさを感じた。

 リーダーシップをとることは、難しいことだと思う。
 今でも、リーダーシップと言うと、「コミュニケーションが大事」を「ノミュニケーションが大事」と考え違いする輩がいるくらいなのだから、仕方がないが・・・。
 そして、飲みに行けば行ったで、「愚痴」「説教」「低俗な話題」しかしない。
 最後には、「飲んで楽しければ良い。」という感じが、「自分が楽しければ」になり、部下職員の身上把握もしていないし、能力も、どんなことをやりたいのかも理解することもなく終わる。

 「資格の学校」の前回の講義で、企業経営理論の中のリーダーシップ論を勉強した。
 リーダーシップとは、「対人影響力(経営目的の達成のために、人々に影響力を及ぼすこと」で、そのためには、「企業環境に関する客観的事実から状況を判断する能力と部下の意識を経営目的に向かわせる能力が必要である。」という。
 まあ、身近にリーダーシップ論を知り、語るにふさわしいリーダーはいないけど、せめて、自分や後輩が、そのことを知った上で、リーダーになりたいものだ。
 後輩はともかく、自分は無理か・・・?