アメリカ、中国、コンテンジェンシープラン

 今、アメリカ旅行をしている友人がいるので、アメリカについて書こうと思う。そして、関連して中国?についても・・・。
 アメリカは、なんだかんだ言っても、偉大な国だといつも思う。
 大国であり、よせば良いのに人が困っているのを黙っていられない、今では少なくなったお節介なおばさんのような国である。 
 お節介もほどほどにすれば、文句も言われないのだろうが、自国の多くの人の犠牲を払ってでも、お節介をする稀有な国である。
 だが、どんなことがあっても、アメリカ人になろうとしたり、働くために移住したりする人は、途切れることがなく多い。
 アメリカの偉大さは、その懐の深さのような気がする。多民族が暮らし貧富の差はあると思うが、どんな人たちも受け入れ、その才覚とチャンスがあれば、億万長者にもなれる。
 そして、自由な国である。
 大リーガーのイチロー外野手が、年間最多安打262安打というメジャー記録を樹立した際の球場のファンのスタンディングオベーション・・・。
 これこそ、アメリカ人の懐の深さを象徴していないだろうか。

 一方でアメリカを悪く言う人たちがいる。アジアを大事にすべきだと・・・。特に中国や韓国を・・・・。もちろん、隣国であるし、争う必要もない。
 しかし、韓国は別として、中国人になりたいと思う人がいるだろうか?
 所詮、中国は共産主義の国であり、政府が言論を統制し、一党しか認められていない国である。
 日本経済は、その中国に頼りきっている。そのことは、不安でならない。
 大企業ばかりでなく、中小企業でさえも中国がなければやっていけない状況であると思う。
 政府は、頼れるか?中国に何かあった場合の、経済や企業に与える影響を考えているような感じがしない。中国とうまくやっていこうということは理解できるが、もし、万が一のことがあったら・・・。
 中小企業の皆さんで中国に縁がある企業の方たちは、そのリスクを回避できるようにしておいてください。
 経営計画の中には、ローリングプラン(中長期計画の内容を定期的に見直し、部分的に修正を加えていく技法)とコンテンジェンシープラン(企業の業績に対する影響の大きい不測事象をあらかじめ想定し、その適応行動を事前に策定しその内容を具体化したもの。状況対応計画、シャドープランとも呼ぶ。)があるが、「中国に工場を持っている。」、「中国から仕入れをしている。」場合は、是非、中国が今の中国でなくなる一時のことを予想して「コンテンジェンシープラン」を作成してください。

 Unizouも、アメリカ本土を旅してみたいな・・・。
 ・・・?当分叶いそうにないから、映画で行った気分になるか!?