美味しい話と「ばば抜き」

 株価は、衆院選で自民、公明の連立与党が勝利したのを受け、ほぼ全面高となり、日経平均株価は一時、前週末比234円53銭高の1万2926円まで値上がりし、4年2カ月ぶりに1万2900円台を回復。13日まで3日連続の年初来高値を記録した。
 特に外国人投資家の構造改革に対する期待が強いことが、値上がりの要因にあるという話しである。
 実は、うに蔵も中小企業診断士を目指そうと決意し、「資格の学校」で受験勉強することにした結果、この恩恵を受けることになった。
 株の購入と中小企業診断士の資格取得は全然関係ないと思われるだろうが、うに蔵の場合、「資格の学校」に通う前に、まず「資格の学校」の株を購入したのだ。
 なぜなら、「資格の学校」に入るに当たって、受講料(250,000円)をできる限りやすくしたいと思っていたところ、ある日書店で、2005年上期「株主優待大図鑑」(主婦の友社刊)を見ると、株主優待券で「10%または20,000円受講割引券」が進呈されると知った。
 「株価は500円台で単位は100株」、これなら買えると、3月24日にオリックス証券のインターネット取引で購入した。
 購入価格は、100株で55,500円。6月過ぎに株主優待券が届き、早期割引で250,000円が230,000万円になった上に、株主優待割引で230,000円の10%割引を受け、結局207,000円で入校することができた。〆て、43,000円のお得。
 そして、最近の株価。金融機関の利息とは比較にならない利益。
 個人的には美味しい話だが、これでいいのだろうかとも考えてしまう。
 企業の実態に合ってないから値上がりするのか?企業の実態とは無関係に値上がりしたのだろうか。
 前から思っていたことだが、株は「トランプのばば抜き」のような気がしてならない。
 企業の実態に合わない株価になれば、途中の人は利益を得ても、最後にトランプでばばを引いたように大損をする人がいるはずだ。
 お金を人から人へ渡しているようなもので、実体のないお金で浮かれているだけ?
 本当は、企業を子育てするような感覚で自分のお金を投資するのであれば、決してそんなことはないと思う。「成長したから、ハイそれまでで、後はご自由に」なんて。もちろん資本主義社会だし、自由主義社会だから仕方ないけど、そんなことを続けていたら、社会全体がおかしくなってしまうような気もする。
 うに蔵は、購入した株は、企業の成長を見ながらしばらく見守っていくことにしょう。
 授業に出ながら、今日の受講者は何人?講師の講義の仕方は?他講座の人気は?と気にしながら・・・。たかだか、100株の小口投資家なのに・・・。

 資格を取得することになったそもそもの要因は、勤務先でライフプランに関する仕事をしていて、その関係であるセミナーを受講した際に「趣味を続けるには、お金をかけること、いい先生につくこと、発表すること」というように、桜美林大学の瀬沼 克彰(せぬま・よしあき)先生に教えていただいたからだ。感謝!!!