祈り

毎朝、小一時間ほど歩く。だいたい、起き抜けで5時くらいから歩き始める。近くの公園を約3周して帰ってくるが、同じように歩いている人たちの多いこと。挨拶を交わし合う人もいれば、すれ違うだけの人もいる。

もう、夏至はとうに過ぎて、日の出は遅くなるばかりだが、毎朝、昇り始める太陽に手を合わせて、ずっと祈っている年配のご婦人がいる。いつも、どんなことを祈っているのかと想像して横を通り過ぎる。家族の健康や幸せ?それとも、ご自身の健康と幸せ?太陽(自然)とは不思議で、偉大なものだ。特に、「講義をしてあげる。」、「説教してあげる。」といった構えた姿を見せているわけでもないのに、勝手にこちらが頭を垂れてしまう。

歩いている人たちも、ご婦人のように立ち止まり手を合わせていなくても、きっと心の中でそんな偉大な太陽(自然)に向かって祈っているのかもしれない。いや、祈らざるを得ない境地に立たせられているのかもしれない。

では、自分はというと、中小企業診断士合格を祈り・・・、と言いたいところだが、ただ、自然の偉大さに驚嘆して、日々の些細なことなど忘れさせてもらっている。太陽は偉大なセラピストかもしれない。

まだ、講義を聞いただけで復習も十分でなければ、真剣に学習時間を確保していない。
とりあえず、“祈る”より“実行”することが大事かな・・・?