マーフィーの法則

 マーフィーの法則をご存知だろうか?
 もう5年ほど前になるが、それに関する本を数冊購入し、「なるほど」と思うところがあった。
 私たちの意識には、潜在意識と顕在意識の二つがあり、このうちの潜在意識が、偉大な力を持っているという。
 例えば手を上げるという行為は、意識して行なう。一方、呼吸は複式呼吸や深呼吸のように意識してもできえるが、普通は無意識に行なわれる。
 この無意識こそが潜在意識と呼ばれるもので、この使い方が、人生でもっとも大切なことだという。
 人間の脳細胞のうち、普段使っているのは数%に過ぎず、潜在意識の活用で、もっと多くの脳細胞を使うことができ、自分の中にある秘められた無限な能力を発揮できるというのだ。
 その潜在意識を活用する方法が、ゴールデンルールというもの。
ゴールデンルールの三大原則

  • 第一法則 その人の人生はその人が自ら思い描いたとおりのものになる。
  • 第二法則 よいことを思えばよいことが起きる。悪いことを思えば悪いことが起きる。
  • 第三法則 潜在意識はメカニックで正邪善悪に区別をつけない。

【マーフィー「成功生活」88の法則 しまずこういち著三笠書房刊より抜粋】
 こんなの子供だましで、うまく行くわけがないというように思うかもしれない。
 しかし、自分の過去を振り返り、今各界で活躍している老若男女の人たちと比べてみると、明らかにマーフィーの法則が事実だと思えてくる。
 子供の頃は、自分の将来なんて「結婚して子供がいて仕事をしている」くらいの曖昧な将来像しか思い描かなかった。でも各界で活躍する人たちは、早い時期から、自分が各界で活躍するということを顕在意識から潜在意識になるくらいに思い描いていたように思うのだ。
 つまり、自分がやりたいことを顕在意識から潜在意識のレベルまで引き上げて、何も意識しなくとも勝手に体が動く、脳が働くという状態になってしまっているという感じなのだ。
 だから、人から見ればすごいことをしていても、決して本人たちは苦労でもなんでもないというような振る舞いになる。
 そういった各界のすごい人たちが特別なのでなく、自分が思い描かないことがそうなれない原因なのだと・・・。
 いつも診断士として活躍している自分を思い描けば、7科目の勉強も苦労でなくなり、自然と身についてくる。「診断士ならばどうする?」ということを無意識のうちにで考えることができるようになれば、成れたのと同然かもしれない。
 このマーフィーの法則、以前紹介したHISの澤田社長の言葉「成功するまで続ける」くらいになれば、必ず顕在意識から潜在意識の領域に入ってくると思っている。