人生を楽しむ

 年を重ねるごとに「生きる」という意味が変化して、気楽になったというのが適切な表現かどうかはなんとも言えないところはあるが、今では随分人生を楽しめるようになった気がする。
 昨年、「生きること」「死ぬこと」については、亡くなった藤田憲一のことをブログに取り上げさせていただいた。
 そのブログには、たくさんの方がアクセスしてくれた。
 それだけ、皆さんが生と死に関心があるということであり、自分の生き様を模索しているのだろうと思う。
 そのブログの中で、unizouの生き方みたいなものを書かせていただいたが、改めて1年の初めに書いてみようと思う。
 若かりし頃は、死に対して恐怖心というか、重苦しいものを抱いていた。死ぬことで、「自分がどうなるのだろう。」とか、「自分がいなくなることの意味」ばかり考えていたように思う。
 それが、今は、藤田憲一さんの生き方にも通じるところはあるかもしれないが、死に向き合うより、生きることに向き合うことがすごく大事なことだと思うようになってきた。
 だから、最近では「何にでも挑戦したい。」、「その人、その場を楽しみたい。」と思うようになっている。
 診断士の資格を取ろうという気になったのも、生活面での状況によるところもあるが、実際は、「そんな風に思うようになった。」というのが本当の理由かもしれない。
 つまり、自分の持っているものを活かして生きていくことができるなら、それが一番幸せなことかもしれないと・・・。 死ぬことや、死んだらどうなるなんて考えずに、今、自分を活かすことが本当に大事なことだと・・・。
 吸収できることは何でも吸収し、そして、楽しみ、味わう。
 そんな毎日を送っていると、死ぬことや死んでから先のことを考えている暇は実際なくなる。
 今では、何でもやりたい自分の足りない時間を、どうやって毎日工面したらいいのかと悩んでいるほどである。
 これからも、そんな毎日を送ろうと思う。
 悩み苦しんでいる人も、この一瞬一瞬に、何がやりたいか、どうしたらそれができるかということを考えてくれればと思う。そうしたら、苦しさよりも希望の光が見えてくるような気がしている。
 人生を楽しむということは、そういうことなのだと、最近、つくづくそう思っている。