モンドセレクションの謎

 「モンドセレクション受賞」とゴールドメダルのようなシールが貼られているお菓子の箱をよく見かける。
 モンドセレクションと聞いて、まず思い出すお菓子は、福岡みやげのお菓子の定番「博多通りもん」とロッテ「コアラのマーチ」だ。
 でも、実のところ、モンドコレクションの正しい意味はずっと知らずいた。
 賞を取っているんだから美味しいんだろうなぁとか、受賞で箔がつくんだろうなぁくらいの認識だった。
 そして、今回、地下鉄の駅に時々置いてあるフリーペーパー「metro mini 10/20号」で知ることになる。
 まず、モンドコレクションは、欧州連合EU)とベルギー経済省が1961年から始めた権威ある国際的な食品品評会であるということ、思い出とか予備知識とか、何の先入観も持たないヨーロッパのプロフェッショナルたちが、日本の食品の味と品質だけを純粋に判断して評価を下した結果、与えられし名誉の称号なのである。
 世界に認められた味として世界の舞台に飛び出したのは、ギンビスの「たべっ子どうぶつ」、英語圏の国では「PERTY ANIMALS」、中国では「愉快動物文字」という商品名で売り出していると言う。
 この意味で、モンドセレクション金賞受賞は、世界の消費者・バイヤーにとって、分かりやすい品質保証の決め手になることもあるという。
 恐るべきことに、さきの「通りもん」は2001年から2006年まで6年連続の受賞中(http://www.meigetsudo.co.jp/insistence.html#mond)、そして、以前このブログでも取り上げた「あいすまんじゅう」にいたっては1996年から2006年まで11年間連続で金賞受賞中、これは連勝記録の更新中だそうだ。
 他にも、「プッチンプリン」、「さんま蒲焼」、「ザ・プレミアムモルツ」などが受賞している。 
 「モンドセレクション」という名誉の証、受賞商品にとって差別化できる武器になること間違いなしだ。