ラストウィークエンドとTMO「株式会社オアシス今市」

 土曜日、日曜日と資格の学校で自習。
 朝早くから、老若男女みんな集まってくる。
 教室の前でしばらく開場するのを待つ。
 unizouは、前から3番目。これなら、思ったとおりの席で勉強できる。(意外と神経質なのかな・・・?)
 「同じように診断士の試験勉強をしている人は、きっと少ないだろう?」と思っていたら、土曜日は、隣も後ろの人も同じテキストを広げていた。日曜日の昨日も、やっぱり一つ置いた後ろの席の人がそうだった。何だか、自分の勉強が遅れているのがわかってしまうような気がして、恥ずかしい。
 電卓を叩く音が教室に響いているので、「きっと、電卓が使えない診断士の試験には縁のない人たちがほとんどだろう。」と勝手に思っていたが、この教室で前後左右しか見ていないでこれだけいるのだから、他の教室でも、そして、他の校舎でも、思っている以上にたくさんの人が資格の学校に来ているのかも・・・。
 「みんながんばっているなあ・・・」と改めて感心する。
 unizouは、今まで受けてきたどんな試験でも、勉強すればするほど「これで試験に受かるのは、申し訳ない。」と思っていて受かってしまうことが多かった。100点とは言わないまでも、相当点数を取らないと受かってはいけない気がしてきて、勉強が足りないと思ってしまうのだ。
 人と比べてなんて、おこがましくて言えない。特に、診断士の勉強は、勉強すればするほど、奥の深さ、知識の量に愕然としている。そして、「たとえ受かったとしても(受かってもいないのに・・・)、受かった後も、やることがたくさんあるな。知ったかぶりをしていると、金のメッキがすぐにはがれてしまう。」と、危機感をもっているのである。
 ・・・と思いながら、土曜日に中小企業経営・政策、日曜日に企業経営理論を勉強して二日間を過ごした。
 そして、土曜日にやった資格の学校の公開模試の再チェックで、一昨日のブログTMO「株式会社オアシス今市」を成功させるには、やはりここまでやらなければいけないと考えさせる問題があった。第10問の「中心市街地と商業の活性化」のd「イギリスの小都市におけるペデストリアナイゼーションの導入事例」である。本当はこの時期によせばいいのだけれど、根本から理解しないと頭に入らないのと、1日ぶっ続けでやってトイレぐらいしか席を離れないでいると、どうしても、勉強になるリラックス方法として中小企業白書を読んでしまうのだ。・・・。これが、結構面白い。
 その問題で該当するページ、P164事例2-3-17を開いてみる。
 その中で、感心したのが、やはりペデストリアナイゼーション*1の導入。
 そして、BID*2の導入。
 活性化した商業環境に立地する個店で、環境維持のための維持費用等を支払わず環境のみを享受しようとするフリーライダー対策として導入したという。
 やはり、ここまでやらないと、ダメなのだと思う。行政に頼るのでなく、商店街の人たちや地権者の人たちが、「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」という気持ちでやらないと、何も変わらない。イギリス・ヒッチンでは、20年掛かって、いまの賑わいを作り出した。
 スタートさえままらない状況では、これから先20年で変わるのは難しい・・・?

*1:目抜き通りや広場、マーケットプレイスから自動車を追い出しタウンセンターに歩行者専用の空間を確保する。通常、商店の営業時間内の搬入アクセスは認められない。この導入には、町全体の交通の流れと交通規制システムを根本的に見直す必要があり、また、様々な利害関係者間の調整を必要とするため、実現までに数年を要することが多いが、タウンセンターの賑わいに大きく貢献している。

*2:BID(Business Improvement District)とは、アメリカ合衆国等における、不動産所有者や商業者による中心市街地再興を図るための組織化と資金調達の仕組みであり、法的に定められた地区内において、不動産所有者や商業者等が、その地区での必要な施設・設備やサービスを提供するための費用を負担金として支払うもの。州法にもとづく制度であることから、地域によってDID(Downtown Improvement District)、SID(Special Improvement District)など呼称が様々。