respect3 「元巨人軍後藤孝志選手のブログから」

 niftyのページを見ていたら、巨人軍にいた後藤孝志選手のブログが、ココログにあった。
 「尊敬(リスペクト)・・・」という題名に引かれて、読んでみることにした。
 http://koji510.cocolog-nifty.com/gotoh/2006/05/post_93af.html
 後藤選手は、ニューヨークヤンキースにコーチ留学しているらしい。
 そのことも初めて知った・・・。現役時代は、非常に難しい場面で代打として活躍することが多かった印象が強い選手であり、そして、本当に野球が好きで一生懸命やっている選手だと、好感の持てる選手だった。

気に入った英語がある・・・
RESPECT(リスペクト)尊敬と言う言葉です。
こっちに来てから、強く感じる言葉です。
(中略)
相手を尊敬(リスペクト)する心・・・
たくさん持ってる人が、尊敬(リスペクト)される人なんだろう・・・
情けないけど、最近知った俺は、今たくさんの人を尊敬(リスペクト)しようと頑張ってる・・・

 unizouもブログで書いたことがある。
 2005/10/16「respect(尊敬)」http://d.hatena.ne.jp/unizou1972/20051016
 一生懸命に生きている人にしかわからない状況。
 何でもいいのであるが、そのことが大変だと身をもってわかっている人は、相手の人を尊敬できると思っている。
 例えば、ボクシングの選手だとすれば、強くなるためのトレーニング、減量など、どれ一つとっても、苦しくないといえる人はいない。自らストレスをかけて、自分を鍛えているのであるから。
 unizouが習っている華道も同じ。最初の頃は、そんなに感じないプレッシャーが、unizouのような初心者でも、だんだん強くなってくる。
 スポーツでも芸術でも、そのほかのいろいろな道においても、真剣にやればやるほど、その奥深さがわかってくる。
 それは、勝ち負けを超越しているところにある。
 その奥深さを知ってくれば、自分だけでなく、人の努力が見えてくる。
 だから、後藤選手と同じように、respectという言葉が以前から好きだった。
 顔で笑っていても、自分に厳しく、真剣に取り組むことの意義は、人間の尊厳を高めると思う。
 日本にも同じ意味で、「尊敬」という言葉がある。日本人であるなら、「尊敬」という言葉を使えばいいのであるが、いや、使いたいのであるが、なぜか、この国では、「尊敬」という言葉が死語になったのか、そういう実態がなくなってしまったのかと思える状況であり、どうしても「respect」という言葉に惹かれてしまう。それは、アメリカを始め、そのほかの国では、今でも、人を尊敬するということが自然なことであり、それぞれの人も、真剣に生きて語り合っているからなのだろうと思う。
 この国では、真面目に生きて真剣に語り合う家族や社会もなく、貝のような国民になってしまっているせいなのかもしれない。
 後藤さんのように「respect」という言葉を大事にしてくれる人がでるのも、現役時代も今も、「respect」されるにふさわしい人の活躍も嬉しいものである。
 今後の活躍を期待している。