トラブル発生

 火曜日の大雨の夜に、財布をなくした。帰りにバスに乗ろうとして小銭がなかったので、自動販売機で紅茶を購入した際に落としたようなのだ。
 帰ってきて、雨で濡れたかばんから荷物を出して、かばんを干したときにも全然気付かず、水曜日の朝になって、SUICAにチャージしようとして気がついた。
 駅の交番とJRの落し物センターに連絡したが、結局届けはなかった。
 中に何が入っていたか考えたが、クレジットカード類は入っていなかったような気がする。銀行のキャッシュカード(残高僅少)、郵便局のキャッシュカード(これも、残高僅少)、野村證券のカードや日産カードなど、落としても影響のないものばかりだったと、水曜日の夜になって銀行と日産カードにだけ連絡した。ほかに骨髄移植のドナーカード整骨院の診察券と現金が千円札で1万円弱入っていたようだった。
 お金をなくしたのは、自分の不注意だし、それを気に留めても仕方がないので諦めたが、絶対に「落し物はしない」「財布は盗まれない」という自信があったので、そのほうがショックだった。いつもは、必ずあとから近くで見つかるということがしばしばあったし、・・・。
 そして、昨日。会社で、自分のケアレスミスによって200名弱のお客様に迷惑をかける寸前のできごとがあった。それを、年末で少なくなった社員一同で、電話によるフォローとお詫びの文書の発送をしてくれて何とか収拾できた。
 いつもは厳しいことをみんなに言っているので、「この人一体何だろう」と内心では思われているのではと思っていたが、こんなときに、そう思われているのではなく、それはそれ、これはこれということなのだと安心した。
 自分でも、厳しいことを言い続けるのは、「ただ単にいい仕事をしたいという一心」からのものであり、それ以外の何ものでもないが、やはり、「人に嫌われてもやりとおせばいい。」というまでに、強く生きていられるわけではないから・・・。
 みんなが、この年末の忙しい時期に一丸となって対応してくれたことに感謝。
 やはり、自分一人で生きているわけではないことを改めて実感できたことは、自分が傲慢にならないためにも良かったと思う。
 二つのトラブルは、来年に向けた今年の厄払いとして考えよう!
 そして、新年は、何事も心機一転、初心に帰って、謙虚に、人のために、そしてひたむきに生きていこうと思う。